先日の常念岳でもそうでしたが、3000m級の山に登るとたまに夜気持ちが悪くなるので、原因を探ってみました。

まず、事例を拾ってみました。

2009.10.11甲斐駒ヶ岳
前夜、麓でたらふく飲んで甲斐駒黒戸尾根を登ってのテント泊

2011.8.12　千枚岳、悪沢岳
夏の長時間の登りからのテント泊

2023.8.12 前常念岳，常念岳
夏の長時間の登りからのテント泊

いずれも汗を大量にかくような(暑い、長い急登、重装備)登山後の高所での就寝中に、気持ちが悪くなったり軽い頭痛などの症状が出ました。

高山病か脱水症状かなと思い調べてみると、脱水状態が高山病の症状を悪化させることが分かりました。

ここによると、
「中でも脱水は高山病に大きな影響を与えるようです。標高の低い場所では体に影響が起こらないレベルの脱水状態でも、標高が高い場所では体に大きな負担がかかります。私がガイド中に見てきた中では、高山病になった人は、「脱水」が原因の人と、登山前に服薬したことで「症状を後回し」にしていた人が、特に悪化させる傾向にありました。」
ということで、高山病を防ぐのには、脱水状態になるのを回避することが重要なようです。

で、どれくらい飲めばよいのかというと、同じHPによると、
「登山中は 【必要水分量（ml）＝体重＋荷重（kg）×行動時間（H）×５（ml）】で計算して、必要量以上の水分を飲むようにしましょう。」
ということなので、私の体重＋テント泊装備＝約８６ｋｇで計算すると、1時間当たり430ｍｌを目安に水分を取る必要があります。

先日の常念岳の例でいうと、行動時間が約8時間だったので必要水分量が約3.4ｌに対して、飲んだ量が約2ｌだったので、1リットル以上不足してました。

次の山行から、この水分量を目安に十分な量の水(どうしても足りなくならないように余すので)を持っていくようにします。