2007.11.18 寒風山(1,117.3ｍ)，白髪山(1,284.2ｍ)

今日は天気予報が芳しくなかったのですが、仙台市と東根市の境にある寒風山と白髪山に行ってきました。
朝６時ごろ国道４８号線関山トンネルの宮城側入口脇に車を停めると雨模様。
２週連続の雨かとモチベーションが下がりますが、車内でパンを食べたりコンタクトを入れたり準備をしているうちに晴れてきたのでレインウェアを防寒着代わりに着込んで６時４０分に出発です。
このコースは２０００年に開かれた比較的新しい登山道です。
日帰りピストンでは難しいですが、黒伏山や船形山にもつながっています。

以前に息子と広瀬川源流探検に来たときの入口と同じです。

始めはこんな風に青空も見えていたんですが・・・。

登り始めて１時間もすると風が強くなり、雲の中に突入してしまいました。
結局、この後は最後まで晴れることはありませんでした。
なんだか「寒風山」っていう雰囲気が出てきましたよ。

カタカナで「カブノセ」って書いてあるように見えますが、山と高原地図には「アオノ背」と表記されています。
謎だ┐(ﾟ～ﾟ)┌
この１０６５ｍピークに７時５０分ごろ到着。

ナナカマドでしょうか、まだしぶとく赤い実がなっています。

８時３０分ごろ寒風山到着です。
ガスで視界が利かないせいもありますが、樹木に覆われていて晴れててもあまり眺めが良さそうではありません。

寒風山を過ぎると登山道は一気に険しさを増します。
こんな風に藪っぽいところもあります。

奥寒風山１１３２ｍの標示。
地形図には山の名前はありません。

戸立山の標示。
これも地形図には山の名前無し。

前白髪山１１４２ｍの標示。
この縦走路には２万５千分の１地形図に山名がないピークに名前がつけられていて面白いですね。
登山道を切り開いた方々の命名でしょうか？

雨が雪に変わって、木の枝がきれいに化粧してます。

白髪山への最後の登りです。
急です。

ここで初めてロープ登場。
寒風山と戸立山の間にもロープが欲しいところがありましたけど・・・。
このコンディションでロープをつかみながら登るのも結構つらいものがある。
手袋びしょ濡れー！
手が冷たいー！

１０時２６分やっとこさっとこ白髪山山頂到着。
寒風山からのアップダウンで、かなり消耗しました。
雪で登山道が隠される前にとっとと来た道を帰ろう。

来るときの急な下りもやな感じでしたが、戸立山から寒風山までの急登は疲れた足腰にダメージを加え続けます。
さらに雪の下に隠れた笹や泥で突然滑るので、登りも下りも一歩一歩気を抜けません。
それでも何度か尻餅をついてしまいました。

１２時６分に寒風山山頂にリターン。
来るときとは景色が一変してしまいました。
ここまで来れば難関は一服です。
標高８００ｍくらいまでは登山道が雪で覆われていましたが、幸いにも道が見えなくなってしまうような状況にはなりませんでした。

あまりにも手が冷たくて感覚がなくなってきたので、夏用の濡れていないグローブにチェンジしてにぎにぎしてみましたら、感覚が戻ってきました。

この雪で最後までがんばった紅葉も落葉ですね。
４８号線の車の音が聞こえるくらい登山口に近づいてくると、雪も小降りになり積雪もなくなってきました。
もうここまで来れば安心っと思ったら、最後になんでもないところでスリップダウンして、危うく滑落しそうになって(というか１ｍくらい谷側に滑落して)近くにあった木の枝につかまって遭難を免れました。
油断禁物です。
Σ（ﾟдﾟlll）!

１３時４０分に登山口に到着。
あまりの風雪にここまで何も食べなかったので、車の中でおにぎりとシーフードミルクヌードルを食べました。
おにぎりはそろそろ凍りそうだな。
来週からパンにするか。
車中で煮炊きするときは窓を少し開けて一酸化炭素中毒に気をつけましょう。



今日の歩行距離は１４.３ｋｍ、累積標高差は±１５５０ｍとかなりタフでした。
来週こそ晴れた山に登りたいよー！
｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
この地図は国土地理院発行の２万５千分の１地形図を使用しています。