2007.11.25 禿岳(1,261.7ｍ)

久しく天候に恵まれなかったとーますの山行でしたが、今日は本当に晴れそうということで、ずっと行きたかった禿岳(かむろだけ)に行ってきました。
本当は朝４時に起きて禿岳とセットで荒雄岳も登るつもりだったのですが、めずらしく寝坊して仙台の自宅を５時４０分ごろ出発。
登山口近くに来てみるとさらに想定外の事態。
禿岳の登山口(花立口)のはるか手前で通行止めになってました。
これは禿岳に集中することにしましょう。
身支度をして、７時３５分に通行止め地点のゲート横を出発。

車道を歩いていくので比較的安全かと思いきや、山側から小規模な雪崩が発生しました。
なるべく谷側をあるきましょう。

８時５２分に登山口に到着。
通行止め地点からは１時間２０分弱かかりました。
歩き始めは雲の中だった禿岳山頂付近が顔を出し始めました。

登山道に入るとすぐにズボズボもぐるようになったので、今シーズン初めてスノーシューを装着。
スノーシューを装着した直後に雪が切れて地面が出ていたのですが、そろそろと歩いて雪のないところを通過するとその後はほとんど雪がつながっていました。

これは熊の足跡でしょうか？
人間にもこの雪は意外だったように熊にも想定外だったのかも。
早く冬眠してくれ。

場所によって１ｍ近くもストックが潜ってしまいます。
スノーシューをはいても膝下までもぐってしまうこともありなかなか進めません。

そうこうしているうちに青空が広がってきました。
日に焼けそうだ。
日焼け止めを持って来て良かった。

４合目からは、雪がない時期はロープで登るようなところも、ストックとスノーシューで登っていきます。
きつい！
両方のストックを雪に刺して、脚を２歩揚げ、息をつくの繰り返しです。

５合目を過ぎたところで休憩。
ソフトなロールパン(チョコ)がうまい。
腰を下ろして休んでいるとあまりの気持ち良さに動けなくなりそう。

食べたのと休んだのでペースが上がります。
６合目を過ぎて、栗駒山も近づいてきました。

１１時頃、この地点で突然立ち往生。
右はなだれそうな崖、左は濃い藪、正面突破は木が邪魔。
もう山頂は数百ｍのところなのに・・・。
しばらくあっちかこっちか悩んだりしてましたが、時間的にも体力的にも苦しいので、ここで引き返す決断をしました。
ｸﾔﾁｨ…(Tдﾉ【壁】

１２時１０分ごろ登山口まで戻ってきました。
あーこんなに天気が良いのにくやしー！

車道を下っていく最中も何度も禿岳がすかっと見えてくやしー！

先々週雨の中登った須金岳もすっきり見えます。
こうしてみると、ちょっとありえないほど水平な尾根ですね。

逃した山頂はきれいに見える。

未練たらたら・・・。
それにしても格好のいい山だ。
今度は絶対登ってやるぞ！
ﾔﾙｿﾞ!!Σс(ﾟДﾟс
リベンジを誓いつつ１３時１０分に車に戻りました。

帰りには、鳴子温泉の天鳳というホテルで日帰り入浴していきました。
７００円なり。
私が持ってるガイドブック(２００５年版と古いけど)には３時まで営業と書いてあったのですが、２時ごろ入ろうとすると２時半までですがよろしいですかと言われてしまいました。
まあ、そんなに長湯するわけでもないのでそのまま入りました。
きわどい時間だったせいか誰も入ってなくてかえって良かったかも。
内湯も露天も良かったー。

歩行距離１３.９ｋｍ，累積標高差１３０９ｍ。
無雪期ならたいしたことないですが、雪の中の行動ではかなりききました。
この図は国土地理院発行２万５千分の１地形図を使用しています。