2007.5.27 北泉ヶ岳(1,253m)，泉ヶ岳(1,172m)，大倉山(934m)

今日は、天気予報もいまいちだし、午後から奥さんがお出かけなので近場の桑沼から泉ヶ岳に登ってきました。８時に桑沼入山口をスタートして、桑沼を約半周してから大倉尾根に登ります。桑沼周辺のシロヤシオの幹がねじれてます。
なにか面白くないことでもあったのでしょうか？
(⌒▽⌒;;;;;

大倉尾根に登る急坂の手前は、ニリンソウのお花畑になっています。
今日はじめて気が付いたのですが、ニリンソウって二輪の花の蕊の部分がそれぞれ微妙に違うんですね。

マイヅルソウの線香花火のような花も咲き始めました。

大倉尾根はブナの実や落葉でふかふか。
この道とっても好きです。
ウッドチップを敷き詰めた道より柔らかくて、いつまででも歩けそうです。

９時２５分に北泉ヶ岳山頂を通過、１０時２０分に泉ヶ岳山頂に到着しました。
まだ時間が早いので、小休止だけして、来た道を戻ります。
天気予報が良くなかったわりには、泉ヶ岳の頂上から北西にちょっと下ったところからは、後白髪(うしろしらひげ)山や三峰山が結構良く見えます。

泉ヶ岳の北西面には、シラネアオイが咲いてました。
初めて見ることができました。
葉っぱはシソみたいですが、シラネアオイ科シラネアオイ属の１属１種だそうです。
日本特産で、本州中部以北にしか分布しないのだとか。
貴重なんですね。

ムシカリの花も咲いてました。
まわりの大きい花みたいなのはダミー？で中心部の小さいのが本当の花なんですよ。

１１時１０分に北泉ヶ岳を通過して大倉尾根を大倉山に向かうと、シロヤシオが目立ち始めます。

去年、見頃を逃したのでぜひ見たかったんです。
まだ最盛期には数日早いようですが、なかなかのモンです。
ヽ（=⌒○⌒=）ノ

大倉尾根から見下ろす桑沼は緑色に輝いて見えます。

いままで１年以上も山を歩いてて気付かなかったのですが、イロハモミジにも花が咲くんですね。
といってもとてつもなく地味な花で、「花よりモミジ」ですけど。

大倉山には１２時１０分に到着。
前から疑問だった大倉山の山頂ですが、山頂標示はなくて、この地味ーな三角点のみです。
ここで昼食を取り、１２時４０分に氾濫原へ向けて出発です。

氾濫原です。
この時期の氾濫原はとってもきれいです。
桂の巨木と新緑と、沢の音で心がすーっとします。

氾濫原の少し下で沢が地中に吸い込まれます。



今日はちょっと沢の水量が少なかったので、いまいちの見ごたえでした。
そして、沢が地底に吸い込まれるポイントの近くで、大倉尾根よりもっとふかふかの道を発見してしまいました。
感触は水に浮かぶマットのようで、面白くて弾んでしまいました。(⌒▽⌒;;;;;

あとはひたすら種沢林道を目指して歩き続けますが、氾濫原からは結構登らなくてはなりません。
途中、エンレイソウの実を見つけました。
怪しい植物です。
なんだかピクミンに出てきそうだ。

こんな標識も発見！
なんか作成途中のようですが・・・。
シロヤシオはツツジ科ツツジ属です。

１４時２５分に入山口に到着しました。
ＧＰＳのトラックデータによると約１４ｋｍ、累積標高差１１８５ｍでした。
この地図は国土地理院発行の２万５千分の１地形図を使用しています。