甲斐駒ツアー1日目へ戻る 2009.10.11 甲斐駒ケ岳(2967m)
3時起床、川の音のせいか昨日の分の寝不足も挽回するほど熟睡できました。
4時30分出発。
今日は日本でも屈指の登り、甲斐駒黒戸尾根を登ります。
片道約10km、標高差約2200mをテント泊装備約20kg背負って挑みます。
テント撤収中にふと見上げると星がきれいでした。
もうオリオン座がみえるんだな。
星座は冬モードですね。

しばらくは真っ暗な道をヘッデン頼りに登って行きます。
最初は樹林帯の中の比較的穏やかな、それでいて決して生易しくない登りが続きます。
前日登山口までは下見をしておいたのでわりとすんなり入れましたが、やはり所々あれ登山道はどっちだ?と思うようなところで立ち止まり見回しながら進みました。
5時半ごろようやく東の空が明るくなりました。

ところどころ尾根の陰を歩くので6時くらいまではヘッデンをつけてました。
このくらい明るくなれば十分です。
夜明けの森がきれいです。

どんぐりの帽子ーってヘ(__ヘ)☆\(^^;)
このあたりはまだ全然余裕があります。

笹の平分岐の標示で2時間くらい掛かってましたが、標示には竹宇駒ケ岳神社まで90分と書いてあります。
(゚◇゚)~ガーン標準より遅い?と思ってしまい、ペースアップしましたが、数分後あれは下りのタイムだと気付いてもとのマイペースに戻しました。
すぐ気付けよ→自分
七丈小屋まで4人に追い越されましたが、みなさん装備が軽そうです。
日帰りする気なのかな?

7時40分頃、刃渡り通過。
両側が切れ落ちてて結構緊張します。
緊張しますが、ここにきてやっと景色が開けて写真を撮りたくなります。

山頂方面が見渡せます。
まだ実際には山頂は見えてないと思いますが、なんだか近くに目標が見えて空元気が沸いてきます。

登山道は五合目の手前から猛烈に下ってしまいます。
位置エネルギーがもったいないよー。
写真の屏風岩の手前に開けた場所があったのですがそこがかつての五合目小屋だったらしいです。
帰ってきてから知りました。 2008年版の山と高原地図にはちゃんと小屋が記載されてるんですもの。
(ノ_・。)
明日の行程の余裕を持ちたいのであわよくば5合目まで下ってこようという目論みはもろくも崩れ去りました。
これで選択の余地は日帰り(←無謀)か七丈小屋に1泊かしかなくなりました。

屏風岩は見る分にはでかくて立派な岩だなと思うだけですが、こんなところ適当に巻いて道つければ良いと思うのはやはり浅はかな一般ピープルの考え方でした。
ここは修験者の道なのです。
なので困難には真っ向勝負です。
階段や梯子や急登の連続。

梯子や急登の手前でため息をつくこと数限りなくしているうちに、9時38分に七丈小屋に到着しました。
ここで昨日スーパーで買ったガーリックフランスパンを食べて休憩。
ここまで歯を食いしばって登ってきて疲れたあごにこの選択はいかがなものかと・・・。
あごが疲れてよく噛めません。
同じく買ってきたグレープフルーツジュースで流し込みます。
この小屋は他で主流のディーゼル発電ではなく太陽電池で電気を得ているんですね。
9時51分、山頂へ向け七丈小屋を出発。

七丈小屋を出て5分ほど歩くと第2、第1とさほど広くないテン場がありました。
下ってくる人はみんな空身かすごく軽装備。
あーみんな七丈小屋に荷物をデポしてきたんですね。
とーますは修行(←何の?)のために意地でもテン泊装備を担いで登ります。

七丈小屋までもすごい登りでしたが、そんなのは序の口でした。
これでもかこれでもかというくらいの急登とクサリ場、梯子の連続。
だいたい一般登山道のクサリ場なんて一応念のためにつけておきましたんで良かったら使ってねみたいなのが多いのですが、ここのは絶対にクサリがないと登れないようなところが何ヶ所かありました。
ありえねー!

やっと人がたくさんいる山頂が見えてきました。
みんな口々にこちらを見て何か噂(でかいザック背負って○○が登ってきたよみたいな)しているような被害妄想にとらわれます。
ヘ(__ヘ)☆\(^^;)
酸欠と疲労でおかしくなった?

やっと山頂が手の届くところまで来ました。
北岳ヤッホー!

仙丈ヶ岳ヤッホー!!
↑完全に行っちゃってます。
σ(^◇^;)

11時52分山頂到着。
やったー!の仙丈いやここは駒ケ岳だ!いや違う千乗くらいうれしい。
(゚゚;)\(--;)オイオイ ナニイッテンダヨ
頂上は人がいっぱいでしたが、ここにいる誰よりも苦労して得た山頂だと達成感と自己満足と陶酔感に酔いしれます。
いつまでもここに居たいところですがそうも行きません。
今日のうちに行けるところまで降りて、明日の行程を楽にしたいところです。
山頂には10分ほど滞在して下山。

イルカのペア?
下り始めるとなんでもないところでつまづいたりして足のダメージがかなり来ていることを思い知ります。

これは下り続けるのは危険だなと今日の終点を七丈小屋に決定します。
ということで2700mあたりの広くなっているところで、12時52分~13時15分に大休止。
なぜかこんなでかいカップラーメンを持ってきてしまったので、ここでテルモスに入れてきた今朝出発前に沸かしたお湯で食しました。
・・・が、お湯が冷めてる上に熱湯5分の調理時間が災いして、麺が固い(・_・、)グスン
この麺が消化されるまでこの日遅くまで掛かりました。
夜、気持ち悪くて2度ほど起きてしまいました。
水飲んで我慢してたらいつの間にか熟睡してましたが・・・。

13時53分テン場到着。
さほど広くないテン場(小屋に近いほう)はすでに結構いっぱいでした。
良さそうなところにザックを置いて、小屋の中にいる管理人さんに600円払って、ついでに給水もしてきました。
その後も続々とテント泊の人たちが登ってきて、最終的には上のテン場もかなりいっぱいになったんじゃないでしょうか。
このテン場からは富士と鳳凰がよく見えるのですが、夕方からは雲が掛かってしまいました。
風はないのですが、外はものすごく寒いのでテント内で夕食してウィスキーを飲んで明日に備えて17時30分ごろ就寝しました。
ダウンのインナージャケットとパンツを持っていって正解でした。
シュラフだけではかなり寒い思いをしたと思います。
甲斐駒ツアー3日目へ続く
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日本百名山 山梨の山
大黒天の駐車場から南蔵王縦走路の登山口まで2kmほどでした。
駐車場に結構たくさん車が停まってたけど、みなさん刈田岳方面?
最後の花はとーます限りなく水中に近いエアーもう山を歩けなくなり…お花の山南蔵王が見れて(^^♪
大黒天の駐車場からとは驚き!
流石タフですね(*^^*)
最後のお花はミヤマトキソウです。nadeshikobuta長崎ツアーnadeshikoさん、こんばんは。
本当は旅行券と慰労休暇がセットだったんですけど、コロナ禍で休暇だけ先に取らされて、旅行券が宙に浮いてしまったのです。(;^_^A
都道府県とーます長崎ツアー勤続30年の旅行券って粋な会社ですね。
いろんな美味しいものを食し観光地等々楽しみ(^^♪
未踏の都道府県は鹿児島県だけというのも凄過ぎ!
一生地を踏むことのない県が4nadeshikobuta素晴らしい紅葉nadeshikoさん、こんにちh。
秣岳コース、超絶素敵でした。
昨日はコース上にほとんど泥濘がなくて歩きやすかったですよ。とーます素晴らしい紅葉秣岳コースが一番好きでした。
しろがね高原の草紅葉はキレイですよね(*^^*)
ただ秣岳までの登山道が泥濘が酷く抉られてた記憶があって…
今はどんな感じなんでしょ。nadeshikobuta深緑へmorinoさん、こんにちは。
前日は山の天気予報があまり良くなかったので、日曜日にしましたが、土曜日も良かったようですね。
レンゲツツジとヤマツツジの見分けがあまりとーます深緑へおっ、山復活!?
私は前日に泉ヶ岳でした。
頂稜のレンゲツツジが綺麗でしたね。morino深緑へnadeshikoさん、こんにちは。
私も久しぶりだったので、忘れ物はするは、1度木の根に引っかかって転ぶはと初心者に戻ってました。(^^;とーます深緑へ山から遠ざかって久しく・・・
せめて水神まででもと思いつつ・・・気力も萎えてしまいました(笑)nadeshikobuta